松本城城下町時代の遺構が残る西総堀土塁公園
現在松本城がある公園は、かつての松本城中心部のほんの一部なんです。
今では開発が進み、かつての城時代の様子はよくわかりませんが、松本城周辺の商業地、住宅地など広い範囲がお城の規模でした。
でも、そんな城時代の遺構が残っています。
それが、西総堀土塁公園です。
ここは簡単にいえば、松本城の城内と城外を区分けする堀と土塁が残っている場所です。
目の前にあるのが松本城の堀跡です。
今では埋まっていますが、ここに堀がありました。
堀のすぐ側には土塁があり、堀を掘って余った土を積み重ねて土塁を築きます。
なぜこんなことをしたかというと、もし敵が攻めてきた場合、城の外から攻めてくるので、まずは堀を渡らなければなりません。
さらに堀を渡った先に土塁が築いてあり、思うように登れない状態の時、弓矢や鉄砲で迎撃されてしまいます。
つまり、堀と土塁があれば、外から攻める時、スンナリ攻め込む事ができないという事です。
私の感想ですが、この西総堀土塁公園は要チェックの観光地だと思いました。
その理由ですが、実は松本城周辺には、かつての堀跡や土塁跡が点在していますが、ココが一番ハッキリわかり、公園として整備もされ、おまけに解説版もあるので理解しやすいと思うからです。
また松本城天守がある公園から歩いて10分くらいですし、近くには縄手通りと中町通りといった商店街もあるので、歩いて散策する時のコースにも組み込みやすかったです。
私もオススメのスポットです。
西総堀土塁公園の住所
長野県松本市大手2丁目8-25(付近)