5分でわかる松本城の歴史




5分でわかる松本城の歴史

 

 

長野県松本市にある松本城の歴史について説明します。

 

 

 

 

 

 

歴史

 

現在の松本城がある場所は、室町時代に信濃国守護の小笠原氏の支城である深志(ふかし)城があった場所です。

 

 

小笠原氏の時代の本城は、林城といって松本城の東南約4kmにある山城でした。

 

 

天文19年(1550)に甲斐(かい:現在の山梨県)の戦国大名・武田信玄が攻め落とし、小笠原氏を追放。

 

 

信玄は小笠原氏の本城である林城を廃城にして、深志城を改修し、信濃攻略の拠点にします。

 

 

 

 

 

 

小笠原氏が復活

 

追放された小笠原長時の三男・小笠原貞慶(さだよし)は、父と共に追放後、三好長慶、織田信長に仕えましたが、本能寺の変の直後に徳川家康の勢力を背景に中信地方に入り深志城を奪回します。

 

 

その後、上杉氏や木曽氏と戦い、深志城を整備して松本城という名前に改称しました。

 

 

 

 

 

 

そして国宝へ

 

天正18年(1590)に小田原攻めの論功行賞により、石川数正が松本城に入城。しかし息子・康長の時代に改易され、再び小笠原氏、そして戸田氏、松平氏と城主も目まぐるしく変わります。

 

 

明治二年(1869)に版籍奉還。

 

 

しかし天守は取り壊されず、天守は市川量造らの尽力で破却を免れ、何度かの改修後、昭和二十七年(1952)天守ほか4棟が国宝の指定を受けました。


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